teresuwatebesu's blog

ときどき宇宙のことを考えるといいらしい

anesys

僕たちはいつか死ぬ

きみも いつか死ぬ

すきなあのひとも いつか死ぬ

きらいなあいつも いつか死ぬ

生まれたばかりの赤ん坊も

百年後にはわからない


ここにいるけど

ここにはいない


だから 安心して




みんな忘れていく

記憶はあいまいで

すこしずつ

すこしずつ



僕たちはじぶんのいのちと記憶を

じぶんの生きてきたしるしとして

この道ばたに 残そうとする


だけどそれはパンの屑


のように賢くはなれない

知恵がついても パン屑を石ころにはかえられない


風にさらわれて

小鳥に食べられて

月日にながされて



なにも残らなくなる


だから 安心して





あのときついた嘘も

あのときしてしまった後悔も

あのときやらなかった後悔も


あのときの楽しい思いも

あのときのうれしい思いも

あのときの苦しい思いも

あのときの恥ずかしい思いも


こうしていまも続いてる

このさみしい気持ちも


いつか 消えてなくなる


だから 安心して




僕たちに 残せるものなんてなにもない



骨だけだ



特別でもなければ

普通でもない

異端でもなければ

正統派でもない


どこか ねじくれている

中途半端に



そんなきみを 僕はしってる



だから 安心して




だれもきみの叫びに気づかないように

だれもきみの かわいい犯罪には気づかない



だから 安心して



こんな言葉が響いてしまう


塞いでしまった きみがすきだよ


そこにいてもいいよ

手をさしだしたりしないから



だから 安心して