teresuwatebesu's blog

ときどき宇宙のことを考えるといいらしい

みらい

君のことがこんなにすきなのに

 
僕のことが君もすきなのに
 
 
 
けっこんしてる二人の姿は
 
まったく思い描けなくて
 
 
代わりに
 
自然と浮かんできたのは
 
 
今より 大人になった君が
 
 
どこかのマンションの一室の
 
玄関の前に立っていて
 
 
少し曇った表情の君が
 
 
鍵を開けて、中に入る、
 
 
するとそこには
 
僕の知らないスーツ姿の男性が立っている
 
 
 
この男性も僕のことを知らない気がする
 
 
彼は指輪をしている
 
 
彼女と同じ型の指輪をしている
 
 
 
彼女は、「ただいま」という
 
 
彼は 「おかえり」と 落ち着いた口調の中に
 
ほんのりとした温かさを閉じ込めて、
 
 
それは、意識してか、無意識なのかは知らないが
 
 
 
 
とにかく
 
じわじわと滲み出る温かさを持って
 
君を迎える
 
 
 
 
 
彼のそれに気付いてる君は
 
 
 
いつものように
 
 
小さく胸がすくような気分になって
 
 
口もとをほんのちょっと緩めて
 
 
 
二回目の「ただいま」をいう。